2017/03/28
アメリカで、トランス脂肪酸の使用を規制する発表がありました。
トランス脂肪酸って一体なんなのか。
今後の日本への影響はどうなるのでしょうか。
トランス脂肪酸は、多くの加工食品を作る際に使う油に、多く含まれている脂肪分です。
なぜ、トランス脂肪酸が危険なのか。
トランス脂肪酸は、取りすぎることにより心筋梗塞や動脈硬化の危険性を高めてしまいます。
このためアメリカでは、最新の科学的な証拠に基づき、規制に乗り出すことを決めたようです。
調べてみたところ、ニューヨークでは、トランス脂肪酸の使用が禁止されているそうです。
そんな危険なトランス脂肪酸ですが、具体的にどのような食品に含まれているのでしょうか。
基本的には、硬化油を使った食品、乳製品、食肉製品などに含まれています。
どうして危険とわかっていても利用されているのかというと、やはり理由があります。
硬化油はとても使いやすいのです。
何度も加熱しても崩壊することはなく、輸送や幅広い使用に向いているということ。
危険とは理解していても、利便性が高いので依然利用されています。
日本でトランス脂肪酸はどのように扱われているのでしょうか。
日本では、トランス脂肪酸の摂取量増加が、動脈硬化の危険性増加について指摘されています。
指摘はされているのですが、特に規制などはされていません。
今後、トランス脂肪酸についての注目度を間違いなくあがっていくと思います。
しかし、日本で規制が今後行われるのかということは、現状なさそうです。
消費者庁は以前、トランス脂肪酸の表示義務化を先送りしています。
このことから、なにかしらの問題があり、もっと慎重に決めることを考えているのではないかと思われます。
それでも、それほど気にすることはないかと思いますね、とりあえず日本では。
他の国と比べると、日本人は、トランス脂肪酸の摂取量が少ない食生活をしていると思われます。
つまり、現在の食生活を続けても、トランス脂肪酸による健康への影響はほとんどないでしょう。
しかし、外食チェーン店はどうなるかわかりませんね。
マクドナルドは、外国と同じ油を使っているのではないかと思われるので、少し気になりますね。