2017/03/28
ステロイドという言葉を聞いたことがあるだろうか。
ステロイドは、膠原病などの治療などにステロイド剤として使用されています。
効果が高く、市販されているものもあり、みなさんが手にとることもあるかと思われます。
そんなステロイドの副作用について。
副腎の外側部分の皮質と呼ばれるところで作られたホルモンです。
副腎皮質ホルモンとも呼ばれています。
ステロイドホルモンを薬として使用すると、体内の炎症を抑え、免疫を抑制するといった作用があります。
なんといっても、効果が非常に高いのが特徴とされています。
主な副作用を下記にまとめました。
骨がもろくなり、圧迫骨折、大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。
ステロイドを長期的に服用したことにより生じる続発性糖尿病です。
糖を合成する働きを高めるため、血糖値が大きく上がります。
副腎皮質ステロイドを大量に使用したために現れる、精神的な副作用になります。
不眠症やうつ病になり、情緒が不安定になります。
消化官粘膜が弱くなる影響で、潰瘍になりやすい状態になります。
血管内に血栓が形成され、循環系における血流が閉塞してしまう病態です。
体内に塩分がたまりやすくなるために起こります。
まぶしく感じることが多く、近くを見るとき、明るいところでの視力低下がみられます。
ステロイドを長期的に服用することで白内障になります。
原因はわかっていません。
痤瘡型の皮膚変化です。
尋常性痤瘡に比べて単形性です。
免疫力が低下して細菌やウイルスに感染しやすくなります。
やはり、良く効く薬には副作用つきものです。これは仕方のないことですからね。
ステロイド剤に限らず、薬を服用する際には副作用を把握しておくことは重要なことです。
仮に、上記のような症状が出た際に、自己判断せずに医師と相談することが大事だと思います。