2017/03/28

調査では仏東部にあるストラスブール大学(University of Strasbourg)のセドリック・シュウール(Cedric Sueur)氏が中心となって、ストラスブール(Strasbourg)の3か所および名古屋の4か所の横断歩道で、歩行者の行動が分析された。
調査期間中に記録された、歩行者が横断歩道を渡った回数は、ストラスブールで3814回、名古屋で1631回だった。
赤信号で横断歩道を渡った割合はフランスで41.9%、日本で2.1%と二国間で大きく異なっていた。男性や20~30代が信号無視をする傾向が強かったという。
シュウール氏はAFPに対し「フランス人はあまりルールを尊重せず、社会的認知をそれほど気にしない」「違反に対する罰則への恐怖心がフランスより日本の方が強いわけではない。(日本の)人たちの方が他人の意見をより気にしていることを示している」と述べた。
海外は驚くほど信号を守らないというか、交通マナーがお世辞にも良いとは言えないので、日本へ帰国し街に出た時の安心感は凄い。
アンペルマンを目にした街だったのでドイツだと記憶しているが、246青山通りほどの幅のある道路を歩行者が掻い潜って渡るのを見た時、僕はできる限り外国ではハンドルを握らないと誓った次第だ。
それにしても、日本の2%という結果は誇っても良い数値であると思うが、やはり地域差は大きいと感じる。
名古屋は運転マナーが悪いとされているが故、歩行者が慎重になり信号を厳守している可能性がある。
実際、車社会と呼ばれている場所(僕の出身地のような田舎)ではどこか車が優先という節がある。当然ドライバーは歩行者が絶対的存在であるという意識は持っているのだろうが、細い路地から大きな道路へ車が出ようとしていれば歩行者は止まるし、それが当たり前のような風潮である。
だから、大学進学と同時に上京して驚いたのは、車が駐車場や路地から出ようとしているにも関わらず、歩行者は何食わぬ顔で歩みを止めないことだった。
場所によっては、警備員が態々歩行者を止めて車を入出庫させている光景がある。都内ではそれが当たり前で、歩行者が最優先なのだ。
何もおかしいことはないのだけれど、上記のような田舎で育った者なので、車が出れずにいる様子を見ると足を止めてしまう。
また、名古屋は恵まれた道路事情から考えられぬ運転マナーで有名だけど、運転したことのある身としては、噂ほどマナーの乱れを実感することはできなかった。
どちらかと言えば、京都の方が頭一つ抜けて怖い。乱れている云々ではなく、恐怖を感じるのだ。
余談だが、京都の女性も怖い印象がある。僕の出会った京都女性は皆、芯が強く自信家であった。そして、美味いラーメン屋を教えてくれた事に感謝している。そういえば、ラーメン二郎京都にできるよね。