2017/03/28

ネット上に流出すれば回収は困難で、東京都は、大人が18歳未満の未成年にしつこく画像を要求するなどの行為自体の禁止に向けた検討を開始した。
都によると、ある中学2年の女子生徒は、出会い系サイトで知り合った男に、顔と胸の写真を無料通話アプリで要求され、送ってしまった。その後、男からのメッセージに返信しないでいたら、「ネットでばらまく」と脅されたという。
だまして画像を送らせる手口も。高校1年の女子生徒はチャットで仲良くなった「女性」に自分の容姿について相談。求められるがままに写真を送った後、相手が男だと判明した。
引用元
自ら画像を差し出して火の粉をかぶる人は昔から一定数存在していたけれど、スマホの普及により被害件数も増加していると。
今回の件はリテラシー向上が全く進んでいない現実を突きつけられた形。過程を問わず、送信した画像がどう扱われようが、自分では何もできないという事実を各々が把握していなければならない。
このご時世、本来は学校で教育しなければならない事柄なのだけど、メール操作も危うい教員がリテラシーについて教育できるはずがない。
規制することに対しては概ね賛成であるが、被害減少に繋がるかは微妙。
要求する側は常にリスクを背負って行動しているだろうし、そのような輩が規制の抑止力に屈するとは思えない。
それに、大元である画像を送信する側が何食わぬ顔で今まで通りでは解決にならない。
規制と教育に期待するよりも、画像を識別し適切か否かを判断できるテクノロジーの進化に期待した方が良さそうね。