2017/03/28

ヤマトは宅配市場の5割近くを握る最大手。2016年度の荷物量は前年度比8%増の18億7千万個になる見通し。ネット通販の普及で荷物量は右肩上がりに増えていて、5年前と比べると3割増。スマートフォンの普及を背景にネット通販はさらに拡大しそうで、伸びは収まりそうにない。
「扱う荷物の4割ぐらいをアマゾンの段ボールが占めている感じ。ほかにもゾゾタウンやアスクルなどネット通販の荷物が目立って増えているが、今一番困らされているのはアマゾン」。都内を担当する30代のドライバーは打ち明ける。
業界2位の佐川急便が数年前、利幅の薄い荷物は引き受けない戦略に切り替え、ネット通販大手アマゾンの荷物がヤマトに流れてきた。佐川の親しいドライバーから「配達する数が少なくなって楽になった」と聞いた。結果として、ヤマトの現場にしわ寄せが来ているようだ。
引用元
物流の仕組みが対し成り立たなくなりつつある。今後も荷物量は増加の一方であるのに対し、人員増加は困難となればパンク待った無し。
単純に考えれば価格を見直し、待遇改善及びドライバー確保を図る事になるのだろうけど、佐川急便がなぜアマゾンから手を引いたのか察するに、アマゾン相手に価格交渉を行うことは厳しいと思われる。
再配達を有料化できるのなら改善に大きな一歩となるが、サービス水準を下げることは容易なことではなく、利用者から不満が募るかもしれない。
個人的には、再配達有料化によって文句をつける利用者など放っておけば良い。荷物を利用者側の都合で受け取れなかったのなら問題は利用者にあり、自分で運ぶ手間を考えればお金を支払うことが妥当だ。
実は最近、帰宅時間の把握が難しくコンビニ受け取りに指定したことがあったのだけど、僕が想定していたよりも無駄に大きなダンボールで、車を出して再度コンビニまで行く羽目になった。
そんな経験もあり、自宅まで荷物を運んで貰えるサービスは有料で良いという認識。再配達なら尚更である。
ECの発展は僕らの生活を便利で豊かにしているが、物流あってのECなので、利用者側も一定のモラルは必要よね。