2017/03/28

アスペルガー症候群とはどのような病気なのか。
調べてみました。
アスペルガー症候群とは
アスペルガー症候群とは発達障害の一類型であり、言語的コミュニケーションの障害を伴わない自閉症を指します。
ときには、高機能自閉症と同じ意味で用いられることがあります。
特徴
アスペルガー症候群の人たちにみられる特徴として、他人とのコミュニケーションが苦手です。
なぜ苦手かというと、抽象的なことを理解する感性が欠如している傾向がアスペルガー症候群の人にはあります。
このため年齢相応の友人ができにくく、うまくいかないことがあります。
また、アスペルガー症候群の人は特定のモノに対して非常に強い興味を示します。
原因
アスペルガー症候群のはっきりとした原因はわかっていません。
遺伝や生物学的な要因、免疫学的な原因などが作用した結果、胎内での中枢神経の発育時に問題が生じることが原因ではないかと考えられています。
自閉症との違い
自閉症は知的障害、学習障害を伴う事が多いため、知能検査や普段の学校生活で発見される可能性が高いです。
これに対してアスペルガー症候群は、知能が平均レベルに達していることが多く、学校の授業にも問題なくついていくことが可能です。
このため、社会人になってから対人コミュニケーションに障害が生まれ、二次障害としてうつ病などで通院したときに発見される場合が多いです。
対処法、治療法
現時点ではアスペルガー症候群の詳細な原因はわかっていないので、根本的な原因を取り除いて完治することはできません。
そのため、社会生活を送る上で障害になりやすい症状を心理療法などで改善させることが対処法となります。
心理療法と平行して、ストレス対策が必要になります。
心理療法中も人間関係によって生じるストレスによって、本人の気持ちが落ち込んでいたり、不安症状がでている場合は、その症状に対応した服薬治療が行われます。