2017/03/28
みなさんはくる病という病気をご存知だろうか。
僕はまったり知らなかったし、聞いたこともありませんでした。
くる病とはいったいどういった病気なのか、調べてみました。
成長期の子供に起きる骨の石灰化障害を、くる病と呼んでいます。
骨の成長に必要なビタミンDやカルシウム、リン不足が原因で起こります。
近年の日本を見る限りでは、栄養不足になる子供というのは少なく、くる病の報告は減少しました。
しかし、偏った食生活をしていると、くる病になるリスクは高くなります。
くる病の症状は、骨に異常が出てしまい、体格の成長に大きな影響を及ぼします。
骨がやわらかくなり、O脚。背骨が曲がる、手足の関節まわりが腫れるなどの体の変形が起こります。
また、血液中のリンやカルシウムの濃度が低くなり、精神症状が現れます。
精神症状は、不機嫌になる、情緒が不安定になるなどです。
さらに、成長期にもかかわらず、身長や体重の増加が止まってしまうため、将来的に低身長になってしまいます。
くる病の原因ですが、主に3つあります。
栄養不足、遺伝、日光不足の3つです。
特に、ビタミンDは紫外線によって体内で作られるため、日光不足も原因になるといえます。
くる病になってしまうと、体に様々な影響を及ぼすことがわかりました。
治療するとなると、骨の固定や手術による矯正が必要になります。
さらに、一般的な食事だけでは栄養を必要分摂ることが難しくなってしまい、ビタミンDを内服しなくてはなりません。
治療期間も長期的になることが多く、負担も結構なものになると思われます。
このことから、くる病にならないように予防することが非常に重要であると考えられます。
くる病の予防法としては、偏った食生活をしない、日光を適度に浴びるということが大切です。
カルシウム、リン、ビタミンDの多く含まれている食品を摂る。もしくは、サプリメントを適度な量摂取すると良いです。
また、最近では皮膚への悪影響を恐れ、子供へ日光があたることをを過敏に気にする方が増えている印象があります。
しかし、普段の生活で浴びる日光程度ならば。皮膚への悪影響は気にするほどありません。
適度な日光浴は重要です。
くる病のことについて調べましたが、最近は減少傾向にあるそうです。
貧困が多い国等では結構深刻な病気な気がしますが、どうなんでしょか。
病気の事について調べると、やはり日本は恵まれているなと思いますね。